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第1回(8月/9月号)
組込みシステム業界として人材育成の強化と、技術者不足が懸念され始めたおり、2年以上にわたり、人材育成に関する議論を行った結果、「質の高い教育と技術範囲の標準化指標を提供し、業界全体の活性化を図るべき」との方向性が示され、その具体的な方策として技術者試験を模索してきた結果、組込み技術者試験制度(ETEC)の枠組みを創設しました。
組込みソフトウェア技術者試験として、まずはエントリーレベル「クラス2」を開発し、2007年に試験を開始いたしました。
組込みソフトウェア開発に関するある一定以上の知識があることを判定します。上級者の指導のもとにプログラミング作業を行う技術者に必要とされる知識を問います。
大学・専門学校の組込みソフトウェア教育を受けている学生、卒業生、プログラミング経験がなく入社し、社内教育などで育成された組込みソフトウェア・プログラマなど、エントリレベルの技術者が修得していなければならない知識が出題されます。
合否判定ではなく、”知識の習得度合い”を確認するため、「総合点」、「グレード」
そして「出題分野ごとの正答率」で評価をいたします。
企業においては正答率を元に不得意分野の研修の計画を立てたり、配属等の補足資料に利用されています。また、求人においても、ETECスコアレベルを評価いただいているケースも出始めています。
ここ数年、学生の受験も増えております。学生向けには、学割制度「アカデミック・チャレンジ」受験チケットがございます。本受験チケットは、学生さん個人でも学校単位での受験チケットのご購入が可能です。
今ですと、学校法人の先生方にモニター受験(無料)をご案内しております。
etecinfo@jasa.or.jpまでお問合せください。
本試験に関する詳細は、次のURLをご参照ください。
http://www.jasa.or.jp/etec/summary.html
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特集1:「組込みシステム」ってなんだろう?
特集2:組込みシステム技術協会(JASA)
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