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ゲームデザイン部門の1番目は、東京コミュニケーションアート専門学校のTEAM EXTENTIONによる、視覚障碍者も遊べるバリアフリーゲーム「Blind Braver」。
視覚障碍があっても、音を感じることで遊べる新しい考えのゲーム。現在は一人用ゲームですが、健常者と視覚障碍者が一緒に遊べるようにしたり、Kinnect対応にするなど、今後の可能性について審査員の方からもコメントをいただいていました。
2番目は、バンタンゲームアカデミーによる東北地方太平洋沖地震をテーマにした「BLUE FIELD」。瓦礫撤去をゲームの中で行うことで、自然災害を知ってもらい国際協力に貢献していこうという考えで作られたものです。
3番目は、トライデントコンピュータ専門学校のチームブロッサムによる環境保護をテーマにしたゲーム「Bloom*Block」。
小学校や幼稚園など、次の世代の子供たちに自然の大切さを感じてもらえるよう、簡単に操作でき、美しい自然の気持ちよさを感じてもらえるものにしたそうです。
審査員の方からは、ゲームデザイン、完成度、演出力について、高い評価をいただいていました。そして、日本大会で優勝したチームブロッサムには、優勝賞金 20 万円と、Microsoft Research 北京への褒賞旅行が副賞として授与されました。
世界大会については、現在もオンライン審査中です。世界の舞台に行って欲しいですね。
東京コミュニケーションアート専門学校のTEAM EXTENTION
「Blind Braver」のデモ
バンタンゲームアカデミーのチーム Esperanza
トライデントコンピュータ専門学校のチームブロッサム
「Bloom*Block」のデモ
この後、Innovation Award の学生部門、一般部門のプレゼンテーションが行われ、すべてのプレゼンテーションが終了となりました。
そして、最終審査の結果、ソフトウェアデザイン部門の優勝は、東京工業高等専門学校のチーム Coccoloに。
ゲームデザイン部門の優勝は、トライデントコンピュータ専門学校のチームブロッサムが獲得。
Coccoloは7月にオーストラリアで開催される世界大会に出場決定、チームブロッサムはゲームデザイン部門のオンライン審査の結果を待つことになります。
優勝の2チームだけでなく、出場した全チームの学生たちによる素晴らしいソリューションとプレゼンテーションに感動と勇気をもらった素晴らしい大会となりました、
ソフトウェアデザイン部門優勝 Coccolo
ゲームデザイン部門優勝 チームブロッサム
日本マイクロソフト 執行役 人事本部長の佐藤千佳氏
それと時間は前後しますが、最終審査結果を待つ前に、日本マイクロソフト 執行役 人事本部長の佐藤千佳氏よりご挨拶があり、惜しくもファイナリストにはならなかったチームの紹介がありました。なんとここには、専門学校チームが多数健闘していました。
ソフトウェアデザイン部門では、
ゲームデザイン部門では、
が選ばれていました。これは素晴らしいことです。今まで、大学や高等専門学校のチームが上位を占めていましたが、ここまで来ました。
今回挑戦したチームは、きっと次回に向けてさらに新しいソリューションを考えて行くことでしょう。今年卒業年次となるチームは、是非後輩たちに引き継いでいって欲しいと思います。
Imagine Cup にチャレンジした多くの学生の皆さん、サポートしてくださった先生方、あらためてありがとうございました。Imagine Cup 2012はまだまだ続いていますので、オンライン審査で残っているチームを応援しましょう。そして、Imagine Cup 2013に向けて、今からスタートしたいと思います。