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10月19日、「通信制高校と専門学校との連携を探る」セミナーが開催された。専門学校11校、16名で、理事、校長先生も多数参加した。
このセミナーは、2つの目的で開催された。ひとつは、来年度より予定されている専修学校における通信制学科を推進していくにあたって、その運営ノウハウを通信制高校から学ぶこと。2つめは、通信制高校の卒業生の進学先として、専門学校との連携をはかっていくことである。
まず始めに、通信制高校の中でもパートナー校を含め最多の学生が在籍するウィザス高校の理事、関口明宏氏により、その運営ノウハウが語られた。
驚かされたのは、通信制高校の大きな変化だ。紙による通信教育を基本としていた頃と比べ、eラーニングの導入により飛躍的にその運営は変化している。第一に管理面の経費、工数の大幅削減。第二は生徒とのコミュニケーションの変化。そして最後にその継続率の劇的な向上である。
通信制学科において、最も大きな課題のひとつが、学生のモチベーションを維持しながらの運営だが、ウィザス高校の事例は、その不安を見事に掻き消してしまうほどの数値であった。
さらに、通信制高校の卒業生の進学先として、専門学校は大きな可能性がある。連携によって、通信制高校生の将来への可能性が大きく広がると考えられる。具体的には、ウィザスグループで運用している通信教育システム「School City」上でのガイダンスの実施などが提案された。
参加者のアンケート結果からも、【専門学校 e-learning時代】の到来を前に専門学校は、より具体的な内容、導入プロセスを求めていると思われ、11月、12月にも同様のセミナーの開催を予定している。