専門学校と経営TOP
セミナー
「AXESS教育研究会」定例会 in 東京を2018年9月28日に開催しました。

「AXESS教育研究会」定例会 in 東京
2018年9月28日に開催しました。

開催概要

産学連携の教育システムを支える「AXESS教育研究会」は、将来の航空業界・旅行業界を担う人財の育成について、会員の皆さまとともに考え、創り上げていくための会員組織として2017年5月に発足しました。今回は東京本社にて定例会を開催し、学校・旅行会社・JALグループの会員のうち、21社31名の方にご参加いただきました。

はじめに

株式会社アクセス国際ネットワーク
久保　靖

冒頭では、株式会社アクセス国際ネットワーク　取締役営業部長　久保　靖より、この「AXESS教育研究会」の定例会・分科会では、学校、旅行業界、航空業界の各業界が一体となって将来の人財像について考えていく仕組みであり、各業界で求められるニーズが変化してきていること、産学の様々なご意見をいただきお互いに共有し、将来の教育内容に反映していきたいと抱負を述べ、開会挨拶をいたしました。

講演の部　JALグループ

株式会社JALスカイ　原　裕子様

講演の部では、「JALスカイ成長支援研修　空港人財として成長を続けるために」のテーマで、株式会社JALスカイ羽田事業所　総務部　人財グループ　マネジャー　原　裕子　様より、JALスカイの業務内容の説明や人財育成の過程で行われる研修についての説明など、現場で求められる人財像についてのお話をいただきました。現場ではスキルの他にも、人としてお客様のことを考えられる能力がとても重要だと伝え、講演を終えました。

講演の部　教育機関

東洋大学　島川　崇様

続いての講演では、「辞めない人材がいるところ　～辞めるのは時代のせいではない～」のテーマで、東洋大学　国際観光学部　国際観光学科　教授　島川　崇　様より、企業と学校間の考え方の違いや辞めない人財についての講演をしていただきました。大学だけでなく専門学校には情熱のある学生が多く、企業には専門学校とも産学連携を深め、そういった貴重な人財を確保することで旅行業界の将来をより明るいものにできると述べられました。

AXESS教育テーマ

アクセス国際ネットワーク　関澤

AXESSからは「新教育導入事例　～最新状況と今後の取り組み」というテーマで、定例会・分科会で出た参加者の皆様の意見をまとめ、その考察を発表しました。キーワードとなった言葉は豊かな人間性を育て上げることに繋がっており、AXESS教育の最終目標でもあるオペレーション教育につなげ進化していきたいと考えている、と述べました。その後、AXESSの導入事例を2件紹介しました。JTBトラベル＆ホテルカレッジと専門学校西鉄国際ビジネスカレッジのインタビュー映像からは、学生たちの業界へ向き合う姿勢とAXESS教育で学べたことについて聞くことができました。最後に今後の活動予定を話し、AXESSからの発表を終えました。

■AXESS 教育研究会の内容はこちら
https://setten.sgec.or.jp/cooperation/044.html

グループワーク

続いて、グループワークを学校、旅行会社、JALグループ各社のメンバーを組み合わせた3チームで、「理想的な産学連携での教育内容・形態とは？」というテーマでグループワークを行いました。これにより、学生と企業でミスマッチがないよう基礎知識だけでなく、業界や仕事内容をもっと相互理解できる教育内容やインターンシップなどが求められている。
また、専門知識だけでなく、コミュニケーション力や基本マナーや雑学など総合力を身につけられる教育が必要、という声などが上がりました。学校側や企業側がそれぞれ実際にできることを具体的に話し合い様々な案をいただき、今後のAXESS教育のヒントをいただくことができました。

定例会後の懇親会では、冒頭に富士オフィス＆ライフサービス株式会社ビジネスサポート事業部トラベルサービス部次長加賀美偉安様より乾杯のご挨拶を頂きました。また、会員の皆さまと交流を深めることができ、大盛況のうちに幕を閉じました。

終了後には、講演内容が興味深く、様々な方々と意見交換ができ有意義な時間を過ごすことができたとのお声を多くいただきました。
AXESS教育研究会では、今後も総合的な観光人財育成のため、会員の皆さまと連携しながら様々な機会を提供していく予定です。是非ご期待ください！