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産学連携の教育システムを支える「AXESS教育研究会」は、将来の航空業界・旅行業界を担う人財の育成について、会員の皆さまとともに考え、創り上げていくための会員組織として2017年5月に発足しました。今回は福岡地区にて分科会を開催し、学校・旅行会社・JALグループの会員のうち、11社18名の方にご参加いただきました。
冒頭では、株式会社アクセス国際ネットワーク 取締役営業部長 久保 靖より、この「AXESS教育研究会」の定例会・分科会では、学校、旅行業界、航空業界の各業界が一体となって将来の人財像について考えていく仕組みであり、各業界で求められるニーズが変化してきていること、産学の様々なご意見をいただきお互いに共有し、将来の教育内容に反映していきたいと抱負を述べ、開会挨拶をいたしました。
続いて、専門学校西鉄国際ビジネスカレッジ エアライン学科長 久保田 博子様より、「昨年10月より学生と共に新たな国内線オペレーションの授業をオブザーブしたが、操作が簡素化された分、学生たちが本来学ぶべき内容へ重心を移すことができている。検定も準1級を目指せることで学生の自信につながり、勉強意欲を掻き立てられているため、教育効果が高い。今回の分科会参加による自身の学びを今後の学校の教育にさらに活かしていきたい。」と来賓挨拶を頂戴いたしました。
講演の部では、「JALスカイ九州 人財教育について」のテーマで、株式会社JALスカイ九州 福岡空港本店 総務部 リーダー 松藤 友希 様より、グランドスタッフの新人教育とその内容、求める人財像などのお話をいただきました。
続いて、「世界最高のコンタクトセンターを目指して」のテーマで株式会社JALナビア 福岡センター 総務室 室長 山根 初代 様より、業務内容およびJALブランドの体現、コンタクトセンターとして目指すところ、求める人財像について講演いただきました。また、AXESSオペレーションスペシャリストの教育内容についても、JALナビアの業務に非常に役立つこと、検定試験の社内導入を検討しているなど教育への取り組みについてもお話しいただきました。
アクセス国際ネットワークからは、昨年度より開始した国内線オペレーション教育と、今年度より一新した国際線オペレーション教育の概要を説明しました。さらに今回のメインテーマである導入事例として「JTBトラベル&ホテルカレッジ様」を取り上げ、インタビュー形式の動画でご紹介いたしました。最後に、学校会員向けのアワード制度の導入や、全会員さま向けの国内・国際1級合格褒賞をご紹介し、学生への実務教育としてAXESS教育へのモチベーションアップをサポートしたいと締めくくりました。
続いて、グループワークを学校、旅行会社、JALグループ各社のメンバーが分散された3チームで、マンダラートを用いて「2020年に向けてどのような旅行業人財を育てたいか?」というテーマでワークを行いました。これによりホスピタリティマインドなど考え方やモチベーションの重要性について多くの声が上がり、最終的には自発的に考え、行動できる人財像が必要となるという、今後のAXESS教育のヒントをいただくことができました。
定例会後の懇親会では、会員の皆さまと交流を深めることができ、大盛況のうちに幕を閉じました。
終了後には、講演内容が興味深く、様々な方々と意見交換ができ有意義な時間を過ごすことができたとのお声を多くいただきました。
AXESS教育研究会では、今後も総合的な観光人財育成のため、会員の皆さまと連携しながら様々な機会を提供していく予定です。是非ご期待ください!
■AXESS 教育研究会の内容はこちら
https://setten.sgec.or.jp/cooperation/044.html
<お問い合わせ>
株式会社アクセス国際ネットワーク 営業推進部 業務グループ
TEL: 03-5460-7047 メールアドレス: education@axess.co.jp