前回、eラーニングでのモチベーション維持のためには、「双方向性」が重要というお話をさせて頂きました。
今回はその「双方向性」を活用した運用、授業について触れていきます。
遠隔授業
一言に双方向といっても様々な運用方法がありますが、ここでは最も代表的な「遠隔授業」に関してお話しいたします。
通信制高校の第一学院高等学校では、弊社よりサービス提供している、総合学習プラットフォーム「Global Gate」を使用し、通信生への遠隔授業を実施しています。それでは、「Global Gate」による遠隔授業のポイントを見ていきましょう。
この遠隔授業の特徴は、「クラス」「担任」を画面上に設定し、運営できることです。インターネットを介した、学習画面に、先生、クラスメイトの顔が映り、声が聞こえるため、自宅がそのまま教室になった感覚で授業が進められるのです。(下図参照)
これにより、通常のeラーニングでは成しえなかった、リアルタイムでの担任とのコミュニケーションや、同じ目的をもった仲間と励まし合い、競い合う関係性の中で学習を進めることを実現しています。
通常の教室授業と同様に先生からの質問や、リアルタイムの質問機能を利用した小テストも実施できます。これらにより、「成果を体感し、称賛される場面」をWEB上で実現することが可能となり、非常に高い継続率を実現しているのです。
また、運用側のもう一つの利点としまして、双方向授業の実施であれば、コンテンツの制作が不要ということです。「Global Gate」には録画機能も標準で装備されているため、授業を録画すれば、後にデジタルコンテンツとしてもご利用頂けます。
この機能は、通信制に限らず、通学制の欠席者対応としても有効なため、実際に多くの学校様にご利用頂いています。
遠隔授業まとめ
いかがでしょうか。双方向性によって、遠隔授業では実際の教室と同様の空間を創出し、先生や仲間と一緒に学習することが可能となるのです。
通信制でのモチベーション維持には、これらは欠かせない要素なのです。
<双方向性が実現すること>
・実際の教室で受講する感覚
・リアルタイムでの教員とのコミュニケーション
・同じ目的をもった仲間と励まし合い、競い合う関係性
・成果を体感し、称賛される場面の実現
この遠隔授業に関しましては、実際に体感頂けるセミナーを専門学校の皆様向けに、開催することとなりました。
10月24日(木)名古屋 (セミナー内容とお申し込みはこちら)
11月6日(水)大阪 (セミナー内容とお申し込みはこちら)
本コラム筆者である、佐藤がセミナーにてご説明いたしますので、是非ご参加頂ければ幸いです。
次回は遠隔授業以外の双方向運営に関してご紹介します。