最優秀賞を受賞したのは山脇美術専門学校 住吉 遙人さんの作品「いつも思っていること2」。
ジーンズメイトのプロのバイヤーによる審査部では、第一印象から住吉さんの作品は売れるデザインだろうと考えていたそうです。4月末より販売レースが始まり、約2か月で住吉さんの作品は製造枚数分がほぼ完売となりました。
ジーンズメイトの夏物アイテムは約350アイテムあり、約2か月でほぼ完売するアイテムは通常10アイテム以下であり、住吉さんの作品はベストテンレベルでの販売実績でした。
この結果を受け、ジーンズメイトでは急きょ住吉さんのデザインを含む上位作品のTシャツ製造枚数を増やし、追加販売の実施を決定しました。追加製造分は本コンテストの販売レース終了後、各店頭にて販売されています。

住吉さんからは「このような賞をいただけたこと、大変驚きました。努力が実り、とてもうれしいです。ありがとうございました。」とコメントがありました。
なお、ユニークな作品名ですが、途中まで作っていた作品「いつも思っていること」のデータが消えてしまい、「いつも思っていること2」として提出されたそうです。
鎌田様からは「次回開催の際にもぜひエントリーいただき、パート3、パート4…とヒットするようなデザインにチャレンジしてほしい」とコメントがありました。

最優秀賞　山脇美術専門学校　住吉 遙人さん

スペースデザイン科の皆様も表彰式に参加してくださいました。

第2位を受賞したのは秋田コアビジネスカレッジ 安田 愛衣さんの作品「拒否柴」。
審査部の第一印象からの予想では、安田さんの作品も売れるデザインであると考えていましたが、過去猫柄が強かったため犬柄は猫柄と差がひらくと予想をされていました。
しかし、実際の販売数は1位と2位の差が僅差でした。販売レースの各デザインの販売数の割合でみると１位が12％、安田さんの作品は11%と僅か1ポイント差でした！
最後までどちらが1位になるのか、審査部では大変盛り上がっていたそうです。

例年、最優秀賞作品は次年度開催の際、“レジェンド柄”として製造され、その年の優秀賞作品と共に販売されます。（※レジェンドは販売レースの対象外となります。）
今回1位と2位が本当に僅差だったため、次年度製造化する際は、安田さんの作品も“レジェンド柄”として製造化されることが決定いたしました！

安田さんからは「この度、このような賞をいただけてとても光栄です。作品を作る際に気をつけたことは、親しみやすいものであることです。知名度のある柴犬をモチーフに、散歩の途中で動かなくなってしまう「拒否柴」をデザインしました。かわいらしいイラストの隣にあえて力強く漢字を入れることで、海外の人も楽しめるように意識しました。私自身楽しんで作った作品が、多くの方に気に入って頂けてとても嬉しいです。このTシャツを手に取った方を少しでも笑顔にすることができたら幸いです。」とコメントをいただきました。

第2位　秋田コアビジネスカレッジ　安田 愛衣さん

第8位に輝いた渡辺 悠さんをはじめ、クラスの皆様も表彰式に参加してくださいました。

第3位を受賞したのは船橋情報ビジネス専門学校　上野 稚奈さんの作品「ニャンドウィッチ」。
今回1位と2位の販売数は他の作品よりもリードしていましたが、実は3位以下の販売枚数は大混戦でした。上野さんの作品と4位との販売数の差は本当に僅差だったとのこと！
上野さんの作品は1週目8位からのスタートでしたが、2週目以降は3位をキープし続け、そのまま逃げ切り、見事第3位を受賞されました。

上野さんからは「最初からシュールな作品を狙って制作しました。歴代の入賞作品を研究し、【猫＋ネガティブワード】が売れていることに注目しました。『肩身狭い』というワードが最初に思い浮かび、少しソフトに表現したかったので猫をパンで挟んでみました。皆さんに楽しんでいただけて良かったです。また、実際に店舗に見に行った時には、自分の作品が売れていたのが大変うれしく、とても良い経験となりました。」とコメントされました。

第3位　船橋情報ビジネス専門学校　上野 稚奈さん

オンラインでの表彰状授与の様子

販売数合計が最も多かった学校に贈られる最優秀学校賞は、名古屋工学院専門学校が受賞されました。
受賞おめでとうございます！