日本マイクロソフトと情報系専門学校によるTOPミーティング開催
＜【次世代ITリーダ養成Working Group】6年目キックオフ　2015年9月14日＞

2015年のIT業界全体の中で最も注目された動向のひとつがWindows 10 と言っても過言ではない。これからのIT業界がどのように動いて行き、マイクロソフトがその中でどのような方向を目指していくのか。次代の技術者を育成する専門学校の経営者の方々の関心も高い内容である。

DX本部長の伊藤氏からは「日本マイクロソフトの方向性」についてお話しいただいた。伊藤氏は初めに、「日本のITの技術者の評価が低いのではないか。IT技術者を元気にすることでIT業界を元気に」と思いを語り、クラウドがもたらすIT業界の変化と、注目されるWindows 10 を中心に説明した。クラウドによる変化として、「従来のIT、開発者、運用者の境がなくなってきており、知らなければいけないことが広がっている。クラウド時代の人材育成をどうやっていくのかを考えていくことが必要」と語った。

Windows 10については、今までのWindowsとの違いを示し、サービスとしてのWindows「Windows As A Service (WAAS)」として展開していくことを説明した。

続いて、2015年のマイクロソフトの動向で最も注目されるWindows 10 を中心に、高橋氏よりIT業界の動向について講演があった。従来のWindows OSとは異なり、全てのデバイスに同期し、常にアップデート続ける Windowsに進化したことをわかりやすく解説。さらに開発者を育成する専門学校の教育に関係する開発環境の変化についても図解で示した。専門学校の経営者にとって、今後の教育の方向性を考えさせられる刺激的な内容であった。

Imagine Cup 2015の開催報告は、森田氏より。日本代表チームが世界大会に行くまでの取組と、世界大会で入賞したチームの概要を紹介し、次年度の世界大会での入賞を目指し、日本から多数のチームにチャレンジして欲しいと呼び掛けた。

最後に、昨年に引き続きWGの主担当となる戸倉氏より、支援プログラムについて紹介があった。FY16のメインテーマはクラウド。「クラウド時代」に求められる知識とスキルとして、クラウド教育の必要性を述べた。支援プログラムとしては、Microsoft Azure入門のハンズオンを出張授業で提供し、多くの専門学校生にクラウドを体験してもらう。
あわせて、教員の方向けにも勉強会を開催する。

以上で、今年度のキックオフとなるTOPミーティングは終了。この後、日本マイクロソフト社内のオフィスツアーに参加したあと、懇親会を開催し交流を図った