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第3回(2016年3月号)

第3回は、愛知県の車載系ソフトウェア開発を中心に事業展開をする企業の新人研修の内容と、車載組込みシステムについての解説をお届けします。

社名:
株式会社ヴィッツ
所在地:
愛知県名古屋市中区栄2-13-1 名古屋パークプレイス 1F
URL:
http://www.witz-inc.co.jp/

 株式会社ヴィッツは、平成9年設立、資本金7500万円、社員128名、組込みソフトウェアの設計・開発を得意とする会社です。
名古屋本社ですが、東京・横浜・大阪・札幌にも拠点があります。
主な事業としては以下の通りです。

(1)組込みソフトウェアの設計・開発
(2)機能安全規格対応のコンサルテーション・設計・開発

研究開発にも注力しており、成果として組込み用OSのOwlsシリーズ製品開発や機能安全規格のソフトウェア開発プロセス認証を取得した実績があります。

  1. 新入社員研修座談会
  2. 車載組込みシステムとは?
  3. 車載組込みシステムが必要なわけ?
  4. 自動運転とConnected Car に忍び寄るセキュリティ脅威

1.新入社員研修座談会

新入社員EVプロジェクト

弊社では毎年、新入社員が仕事をするうえで必要な知識・技術を習得してもらうために、6ヶ月の研修期間を設けています。働くための心構えやビジネスマナーの講義にはじまり、開発言語の習得や、車輛・機械を深く知るための様々な研修を行い、現場配属後の実務にも早い段階から対応できるように教育しています。
今回は、2015年4月入社の新入社員が行ったEV(電気自動車)製作研修の模様を、座談会形式でご紹介します。

プロジェクトメンバー(左より)
I.T.(機能安全開発部)、M.K.(高信頼性PF開発部)、S.S.(営業グループ兼先進基盤技術部)、H.A.(機能安全開発部)

研修について


M.K.さん(高信頼性PF開発部)

― 研修ではどのようなことを行ったのですか?
M.K:私を含め8名の新入社員で、最初の3か月間で基礎研修を受け、後の3か月間で電動レーシングカートを製作するという課題に挑戦しました。
センサーを作るマイコン班、カートを作るハード班、Javaを組込むプログラム班の3班に分かれ、 Hさんはマイコン担当、Iさんはハード担当、Sさんはプログラム担当、私が全体を統括するプロジェクトリーダーを担当しました。

― プロジェクト全体を振り返ってみて、どのような点で苦労されましたか?
M.K:私は高専時代にも4名程度でのチーム制作の経験はありましたが、今回の研修は他の8名の同期社員と行う大規模なものだったため、全体の作業内容を把握するのが思っていたよりも難しかったです。

常に主体的に動かないといけないので、たとえば何かの確認を人任せにしておくと後になって問題が生じたり、余計に時間を取られてしまうことがありました。 いかに全員がまとまって一つのゴールに向かうかという点で苦心しました。

― 研修期間中には、どんなことが課題になりましたか?
M.K:メンバーや講師の方との間で、報告・連絡がうまく出来なかったのが一番の課題でした。結果、最初の試走会の前日に組込みがうまくいかず、カートが動かないという状況になってしまい、講師役の方に非常に叱られました。

S.S:自分の担当箇所で何か問題を抱えていたとしても、割り振られた作業に集中してしまって周りに共有できなかったり、反対に他の班の作業も把握できていなかったため、情報共有が不十分だったことが試走会の結果につながってしまったと思います。


S.S.さん(営業グループ兼先進基盤技術部

― プロジェクト内でよかった点や、印象的な出来事はありますか?
I.T:ハード制作班では、先に疑問点を調べる期間をある程度設けて、準備を万全にしてから効率的に作業に入れたことがよかったです。

H.A:マイコン班は完成させられたのが一番よかったです(笑)。
ステアリングやブレーキ、九軸センサーなど、難しい制作もありましたが、最後までやり遂げられたことで自信が持てました。

M.K:前述の失敗からの教訓として、絶対に人任せにしない、という姿勢が身につきました。
問題が生じたときにきちんと自分で確認するようにして、分からないなら分からないなりに対策を考え、そのうえで相互に積極的に確認を取り合えるようになれたと思います。H.A
最初はそれぞれがあやふやなままに作業を進めていたけれど、最終的には、試走会の予定について全員で「こうしなきゃ、ああしなきゃ」と具体的な意見を出し合っていたよね。

M.K:プロジェクトリーダーとしては、各パートに対する人数の割り振りをもう少し考え抜くべきだったと反省しています。
制作の後半ではプログラム班が多忙になってしまい、人手不足だった印象があります。


H.A.さん(機能安全開発部)

― それは問題でしたね。どのように解決したのでしょうか?
M.K:以降はタスクボードを設けて課題点を客観的に確認できるようにしたほか、毎日決まった時間に講師役の方に進捗を報告し、アドバイスをいただくようにしました。
I.T:おかげで、その後は割とスムーズに進められたよね。
H.A:最後は何とか完成できたしね(笑)。
S.S:全員でまとまって、タスク管理や情報共有を徹底する意識を持てたことが大きかったと思います。


I.T.さん(機能安全開発部)

― 研修を受けてみて、何か得られたものはありましたか?
I.T:期日までに何かを作る、という経験を得られたのはとてもよかったです。
納期の順守は実際の業務でもついて回ることなので、そのあたりの意識を高められました。

H.A:私はプログラム未経験だったため開発の仕事に不安がありましたが、研修を通じて事前にマイコンに触れさせていただけたことで、研修後の実際の業務にも抵抗感なく取り組むことが出来ています。

S.S:プロジェクトの流れを一通り経験できたのはありがたかったです。
例えば何かの企画のスケジュールを組めと言われても全体の工程が把握できていなければ難しいと思いますが、一度経験できたことで具体的なイメージがつくようになりました。

M.K:プロジェクトリーダーとして開発班とは別の立場で全体を見なければならなかったことで、プロジェクト管理について学ぶことが多かったです。プロジェクトを進めるうえで何が足りなかったのかよく振り返ってみて、その経験を今後も業務に活かしていきたいと考えています。

― 最後に、会社のお仕事について教えてください。
I.T:弊社は組込みソフトウェアからリアルタイムOSの開発、ミドルウェア制作まで幅広く手掛けているので、プロジェクトごとに異なる業務を経験できるのが強みだと思っています。

H.A:私の所属する機能安全開発部では、機能安全認証の取得支援を行っています。
この認証を行っている会社は多くはないと思います。常に新しいことに目を向け、他にないアイディアや時代に応じた技術を考えながら、一歩先を行く商材を開発できる会社です。

S.S:先進基盤技術部では、新しい技術に挑戦できる場面が多くあります。
例えば車の自動運転制御システムやシミュレータの開発など、業界内でのホットな分野に関われるのが最大の魅力です。

M.K:組込み開発は社会的に需要が高く、顧客のニーズに応じた様々なプログラムを開発する面白さがあります。
スマートフォンアプリのようにプログラムを組んでただ画面に何かを表示する、というのではなく、特定の機械を動かすためにリアルタイム性の高い信頼できるプログラムを開発する、という点でハードルが高く、やりがいがあります。

何かを作って何かを動かすことが面白いと思える方であれば、楽しい仕事になると思いますので、ぜひ一緒に開発に携わっていただきたいです。

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